ラジオテレビ

矛盾

世界は数式でできている。実数、0や虚数の発見がなければ経済は成立しないし、幾何学がなければ巨大な建造物もできなかった。”笑わない数学”の新シリーズを観ている。数学的な能力はまったくないので、酒を飲みながら観てクラクラしているのが楽しい。古代エ…

“カバーズ”というTV番組で、斉藤和義が”俺たちの旅”を歌っていた。子供の頃は意味もわからず歌っていたが、歳を重ねた今聴くと考えさせられると語っていた。”俺たちの旅”は1970年代にヒットした青春ドラマで、主演の中村雅俊が歌っていた主題歌は小椋佳が作…

山羊

深夜に酒を飲みながら、ゆったりとした気分で観ていたいテレビ番組がある。今一番、酒が美味く感じられるのは”ヤギと大悟”という番組だ。千鳥の大悟がヤギと訪れた民家で、ヤギは庭の草を食べ、大悟は「一服させてもらってええかのう」と隅の縁台で煙草をプ…

落語

(円丈 横松和平) 店の売り上げも順調だった頃だ。有線放送の営業が訪ねてきた。その頃はただ本の整理に追われていて、CDを入れ替えるのも面倒なので契約をしてみた。しかし400チャンネルもあるのに、どのジャンルでも自分の聴きたい音楽が流れてくることがな…

深夜放送

決まった時間に店を開けるといった事がなくなり、夜型の生活はひどくなるばかりだ。新聞や週刊誌を持ってまた布団に行き、いつのまにかの二度寝ほど楽しいものはない。作業は夜やればいい事だが、これ以上ひどくなれば郵便局の営業時間に間に合わないという…

真夜中

近頃の休日の夜の締めは日本酒に、リリーフランキーと指原莉乃のテレビ番組”真夜中”だ。先日は新宿二丁目のブックカフェを訪れていた。ゲイ文化に関する書物を集めた本棚には、三島由紀夫、中井英夫、塚本邦雄、稲垣足穂といった作家の名前と名もない男たち…

酒の肴にドラマ

曜日の感覚もない生活だが、深夜ドラマで週末の気分を味わっている。前クールはテレビ東京の「バイプレーヤーズ」「山田孝之のカンヌ映画祭」「銀と金」と愉しめたが、今期は梶芽衣子をリスペクトの「女囚セブン」しか観ていない。そこで朝ドラの「ひよっこ…

お盆芸

“文明の衝突”といった言葉が使われ、対立軸をつくり、分断をうみだし、単純と過剰を求めるポピュリズムを利用しようとする。世界の果てから生活圏まで重たい空気に満ちているが、善悪の二元論で語れるようなことなどほとんどない。「嫌いだが好き」「不快だ…

利己的遺伝子

福岡伸一が「人は長い進化の末、遺伝子の呪縛から解放された生物だ。人は自由であっていい」というようなことを語っていた。生物学の論争には興味もない。ドーキンスの利己的遺伝子を基にした竹内久美子の著作も痛快なものだった。人類の歴史は利己的遺伝子…

ワカコ酒

ワカコ酒 昼のセント酒 もらい酒みなと旅 深夜、テレビ東京をつけると美味そうに酒を飲んでいる番組に遭遇し、ついつられて飲んでしまいます。

重版出来

あまり観なくなったテレビドラマだが、今期は「重版出来」が毎週の楽しみだった。テレビ東京の「まほろ駅前番外地」で初めて見てファンになった黒木華の久しぶりのコメディエンヌ、いいなあ。沁みるドラマだったが、今日で最終回になってしまった。満島ひか…

72時間

NHK”72時間”の再放送のリクエストで一番多かったのが、「秋田の冬の自販機」だった。この番組にはわびしさやせつなさやはかなさがある。ふとたちどまって感じるそれこそが、人生は面白いと思わせてくれる。ひとり暮らしを始めた頃のアパートがあった駅の降り…

東京センチメンタル

絵葉書のように切り取られた映像では、下町はノスタルジアとセンチメンタルの中にある。遠い記憶の光景に重なるのだが、もうたどりつけない場所だ。神谷バーにいつもいた不良爺婆、師匠、ご隠居、姐さんたちはまだ元気で生きているのだろうか。あの場所では…

Session-22

荻上チキ木村草太自民党憲法草案店の営業時間から解放されれば自由になれると思っていたが、作業をしている時間が逆に長くなった。ずっとラジオを聴いている。たまむすび(TBS)→デイ・キャッチ(TBS )→TIME LINE(TOKYO FM)→JAM THE WORLD(J-WAVE)→Session-22(T…