泣ける歌


テレビをつけると”泣ける歌特集”といった番組を観ることがあるが、それらの曲で泣けたことがない。岡林信康貧困差別を歌い、その後社会変革を歌った頃の曲は後楽園で観た黒テントの”翼を燃やす天使たちの舞踏”という演劇の幕間でライブで聴いた記憶がある。その後それらの曲への批判や政治利用に疲れて、心身ともに病んだ頃の岡林信康が作った曲が”君に捧げるラブソング”だったかと思う。初めて聴いた頃は何も思わなかったが、今は酔いつぶれた夜に聴くと泣ける。『そうさ僕は僕、何もできはしない』