最後の一曲


”ミュージック・ポートレイト”の人生の終わりに聴きたい一曲で、”くるり”の岸田繁が「朧月夜」と語っていた。これは同感だ。菜の花と桜の頃がいい。紅葉の頃なら「里の秋」、冬になれば「冬の星座」、どれもカップ酒と最後の煙草の一服によく似合う。しかしその前に、年ごとに長くなる厳しい夏を乗り切ることができるのだろうか。