あまり観なくなったテレビドラマだが、今期は「重版出来」が毎週の楽しみだった。テレビ東京の「まほろ駅前番外地」で初めて見てファンになった黒木華の久しぶりのコメディエンヌ、いいなあ。沁みるドラマだったが、今日で最終回になってしまった。満島ひかりの演技に釘付けの「トットテレビ」も観ている。あっ、かかさず観ていた「ディアスポリス」も今日で最終回だった。
なんとなくなんとなく
ただぼんやり、こんな気分でずっと歩いていたい。でも、ついこの間までは熱燗がなければ、そして今はもうビールがなければ歩けません。
マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
町山智浩『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を語る
トランプは差別的な暴言ばかりが目立つが、政策はリベラルでサンダースと変わらないとは知らなかった。サンダースは最後まで粘るといい、負けたとしてもクリントンには投票しないという支持層が増えているという。この国では相変わらず、レーガン以降の新自由主義のレールを威勢のいい言葉を吐き散らしながら走り続けているが、気がつけば周りには誰もいないということになるのだろうか。それにしても世界中に広がる、排外主義を歓迎するポピュリズムを利用した権力が行き着く先とは。
フリーワールド
Rockin’in the Free World 歌詞
ますます夜型の生活になっている。深夜12時過ぎ、そろそろパソコンを閉じて一杯やろうと思っていると、radikoからニール・ヤングの”Rockin’in the Free World”が流れてきた。トランプが米大統領選挙の出馬の際に使ったという。ニール・ヤングは使用中止を求め、サンダース支持を表明したらしい。そのサンダースが使った曲がサイモンとガーファンクルの”アメリカ”とデヴィッド・ボウイの”スターマン”だった。
America 歌詞
Starman 歌詞
72時間
NHK”72時間”の再放送のリクエストで一番多かったのが、「秋田の冬の自販機」だった。この番組にはわびしさやせつなさやはかなさがある。ふとたちどまって感じるそれこそが、人生は面白いと思わせてくれる。ひとり暮らしを始めた頃のアパートがあった駅の降り口側には店など何もなかった。駅前を流れる玉川上水を少し行くと、一軒だけ食料品店があった。その横の狭いスペースに自販機のコーナーがあり、うどんそば、カップヌードル、ハンバーガーなどを売っていて、暗闇の中にその灯りがぼんやりと浮かんでいる。部屋には本とコタツはあったが、他には何もない。眠れずに歩いていた深夜、ポケットに残っていた硬貨でうどんを買い温まった。冬の透明な空気の中のあの時のうどんの一杯を思うと、今も美食や洒落た場所など居心地の悪さしか感じないのだ。バブルのよう時期も少しはあったが、「何もないことは、そんなに悪くはない」と思っていたあの頃と、今も何も変わらない。