ヤップ島


ヤップ島
貨幣論

丑三つ時の静けさが好きだ。日本酒をチビリチビリと飲みながらNHKの画面をぼんやりと眺めていると、ヤップ島の風景が映し出された。その中で見た巨大な石貨は新鮮だった。石を切り出し、舟で運ぶその苦労に価値がつけられる。今では貨幣自体が過去のものになりつつあり、どこかで数字が移動しているだけで何の重みもなく、その数字はただ一極に集中していく。などと思っていると酒も進み番組は終わり、いつのまにか魑魅魍魎たちも帰る時間になってしまった。酒を飲むとしんどい事の方が多いと思ったりもするけれど、結局しんどい分だけ楽しさはあるのだ。今夜は大好きな貞子か伽倻子にもう少しだけ付き合ってもらおう。

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