東京センチメンタル


絵葉書のように切り取られた映像では、下町はノスタルジアとセンチメンタルの中にある。遠い記憶の光景に重なるのだが、もうたどりつけない場所だ。神谷バーにいつもいた不良爺婆、師匠、ご隠居、姐さんたちはまだ元気で生きているのだろうか。あの場所ではいくつになっても、若造のままだなあ。