DAVID BOWIE


デヴィッド・ボウイのLP「屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」は発売された頃に確か友人に借りたと思う。あの当時の流行りの言い回しだが、陳腐な言葉も過ぎ去ればまた新鮮になる。踊ったり、拳を上げたりする音楽が嫌いだった。薄暗いジャズ喫茶や名曲喫茶の椅子に埋もれて過ごしていた。そんな頃のデヴィッド・ボウイのこの一曲といえば「ワルシャワ」。