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その他

猫語

世の中には観察眼の鋭い人は多いが、私は誰かを思い浮かべることがあっても、その人が何をしていたのか、どんな姿だったのかはほとんど思い出せない。人の姿形やその背景への関心が欠落しているのだろう。興味があるのは、その場の居心地が良かったかといっ…

ルーチン

店の営業時間から解放されれば随分と自由になると思ったが、生来の夜型の生活がますますひどくなり、猫化が進んでいる。何かをするには前日や翌日へのしわ寄せが面倒だし、早く起きるのも億劫だ。そういえば、子供の頃からおせちや初詣と普段と様子が変わる…

城山の猫

今住んでいる場所に越してきた頃は、道路が整備され始めた頃で今とは違う景色だった。その後道路が延伸し橋が二つでき、大型店もできた。そして府中に向かう旧道のバス通りにあった蕎麦屋や食堂は姿を消した。近くにある城山のあたりも随分と整備がされた。…

最後の一曲

”ミュージック・ポートレイト”の人生の終わりに聴きたい一曲で、”くるり”の岸田繁が「朧月夜」と語っていた。これは同感だ。菜の花と桜の頃がいい。紅葉の頃なら「里の秋」、冬になれば「冬の星座」、どれもカップ酒と最後の煙草の一服によく似合う。しかし…

Night Walk

厳しい夏がようやく終わったと思ったら、厳しい冬が来た。テレビで気象予報士が「今年の秋は3週間でした」と言っていた。気候までもが極端になっていく。寒風の夕暮れ時は佇んでいる事もできない。しかし深夜の帰り道では樹々のざわめきもやみ、穏やかな静け…

紫煙はのぼり、ぼんやりとしている

猫を撫でながら、一日を過ごす。散歩に出て小川や池にプカーッと浮かんでいる鴨や、まったく動かない鷺や亀をぼんやりと眺めながらカップ酒をあける。生物の徹底した体力温存を見習う。肉食の動物が獲物を捕獲する時でさえ無理をする事はない。人間の異常な…

晩秋

もう随分と前から夏バテだ。散歩にでるとハアハアと舌を出し、アスファルトと室外機のあまりの熱さにベビーカーに乗せられている犬の気分になる。酒がうまい晩秋と早春が恋しいので、せめて映像でも観てみる。夏眠中です。

世界が恋する日本酒

カンパイ!世界が恋する日本酒 休日くらいは歩きたいと思うのだが、猛暑日の午後はつらい。とりあえず、よく冷えた300ml瓶の日本酒と100円ショップのお猪口を持って、ボックス席のある電車で涼みたいと思ってしまう。南部美人、美味いね。

ヤップ島

ヤップ島貨幣論 丑三つ時の静けさが好きだ。日本酒をチビリチビリと飲みながらNHKの画面をぼんやりと眺めていると、ヤップ島の風景が映し出された。その中で見た巨大な石貨は新鮮だった。石を切り出し、舟で運ぶその苦労に価値がつけられる。今では貨幣自体…

鶯谷

山手線の好きな駅ランキングをみると1位は恵比寿、「最もダサい駅」は大差で鶯谷だそうです。鶯谷、良い駅です。駅前の開発はなく、山手線を越えれば谷中まで墓地が多く続きます。年明けの休日の初散歩、見慣れた町を歩いていると古い墓地が並ぶ小さな寺町に…

茶屋

店での飲食は疲れてしまうばかりで、公園の東屋などで小鳥や枯葉と遊びながらワンカップを飲んでいる方がずっと楽しいのですが、多摩川、相模川、三宝寺池の茶屋は落ち着きます。吹きっさらしでも火鉢とスルメと熱燗があれば最高なのですが。年に一度も行け…

蕎麦

蕎麦には「二八」に「十割」、「三たて」に今では「熟成」と、いろいろなこだわりがありますが。煙草も吸えない店よりも、冬の散歩には棚の上にお銚子型のワンカップが並んだ昔ながらの蕎麦屋の、何でもない「たぬきそば」が有難いのです。

日本酒

野崎酒造 タチカワオンライン野崎酒造 HP冬は良い酒を造るための良い季節です。窓ガラス越しに射し込む日差しは優しく、布団の中で腕枕に顔を乗せた猫とうつらうつらしているのも、この季節の愉しみです。

焚き火

晩秋の愉しみは、里山を散歩して焚き火の煙りと匂いに包まれる事です。熱燗がしみじみと染み渡る良い季節です。

海の声

どこかに行きたいわけでも何かをしたいわけでもなく、ただすべての境界が薄れてゆく一番好きな秋の夕暮れの公園で、お気に入りのベンチに座ってワンカップを飲みながら世界のささやきを聴いていたかっただけなのですが、気がつけば今日もまたパソコンの前で…